起死回生を狙うフジテレビが“救世主”と頼むNHKの人気アナ。だが電撃移籍が発表されるや本誌に寄せられたのは上品な風貌とはかけ離れたセクハラ告発だった。「#MeToo」運動がうねりを見せるなか、フジの“新ニュースの顔”は本誌の取材にどう釈明したのか。

◆ ◆ ◆

 落ち着いた雰囲気と端正な顔立ちに、卓越したアナウンス技術、そして視聴者からの人気。一流アナウンサーの条件をすべて備えた彼は、なぜNHKで燻り続けていたのか――。

 その原因となる事件が起きたのは2011年6月のことだった。

 北海道の地方都市にある飲食店。トイレ前の廊下で押し問答を繰り広げる一組の男女の姿があった。カジュアルな装いの男と、まだ表情に初々しさが残る清楚な女性。

「君のこと、いつもテレビで見ているよ~」

 壁際に女性を追い詰めたロマンスグレーの男は、執拗にボディタッチを繰り返しながら、語りかけた。

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2018年2月1日号