首相官邸の1階にあるトイレの個室から、1発の乾いた銃声が鳴り響いたのは5月5日の午前4時40分頃のこと。トイレの床は瞬く間に赤く染まり、頭部から血を流して倒れた男性巡査の傍らには、回転式拳銃が転がっていた。
官邸の敷地内で拳銃自殺を図ったのは、警視庁第四機動隊に所属する黒川優太巡査(25)だった。
「黒川巡査は静岡県内の高校を卒業後、2017年に警視庁に入庁。赤羽警察署で3年ほど過ごし、20年9月から機動隊員となりました」(警視庁担当記者)
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source : 週刊文春 2023年5月18日号