森友疑惑における野党の追及を高飛車な答弁でかわし続け、「政権の守護神」とまで呼ばれた佐川氏。だがここに来て虚偽答弁の疑いが濃厚となり、確定申告の時期を迎えた納税者の怒りのボルテージは高まるばかり。佐川氏とはいかなる人物なのか。総力取材で迫った。
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東京・世田谷区の閑静な住宅街。最寄り駅から徒歩9分という立地に、淡い茶色の外壁が印象的な2階建ての邸宅が佇んでいる。敷地面積は約180平米。いまや都心ではなかなか手に入れられない広さだ。
この一軒家を含む周辺の土地が競売にかけられ、東京国税局の差押えを受けたのは、今から21年前の1997年のこと。バブル経済が完全に崩壊し、大蔵官僚や銀行幹部の不祥事も相次いだ時代だった。
それからおよそ6年が経過した2003年9月。不動産会社を通じて、この“競売物件”だった土地を相場より格安で購入し、新居を構えたのが、佐川宣寿氏(60)。現在、国税庁長官を務める人物だ――。
「1日も早く辞任すべき」
「佐川長官は出てこい!」
「佐川長官は辞めろ!」
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source : 週刊文春 2018年3月1日号