「私たちは勝利を夢みています。勝利のあとの平和を夢みています」
G7広島サミットの記者会見でそう述べたのはウクライナのゼレンスキー大統領(45)だ。
ゼレンスキー氏は会見で来日の理由を問われ「どうしても詰めないといけないことがあった」とも語った。背景を神戸学院大学教授でウクライナ研究を専門とする岡部芳彦教授が解説する。
「米国製F16戦闘機の欧州各国からウクライナへの提供を容認すると広島でバイデン米大統領が表明しました。当初米国は供与に慎重で、ウクライナの反転攻勢の結果を見てから決めるとしていましたが、風向きが変わった。まさに対面参加の成果だったと思います」
欧米の「戦闘機連合」が動き出せば戦局に大きく影響するが、その陰の立役者がゼレンスキー氏の妻だ。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2023年6月1日号