措置入院していた閉鎖病棟から留置場に居を移し、1週間余りが過ぎた市川猿之助(47)。これから彼と一門を待ち受けるのは――。
父・段四郎(享年76)と母・延子さん(享年75)の死から40日後の6月27日、警視庁は延子さんに対する自殺幇助容疑で猿之助を逮捕した。
伝統芸能界の大物の事件だけに検察庁は警察に対し、死に至る細かいプロセスの裏付けを求めてきた。その1つがビニール袋の存在。猿之助はこう供述している。
「家族会議で楽に心中する方法として睡眠薬を飲み、眠った後にビニール袋を使うことが決まった。ビニール袋を両親の顔にかぶせ、養生テープで止めた。動かなくなった後にそれを取り外し、袋や薬の容器は外のごみ集積所に捨てた」
死を早めた可能性のある証拠物を捨てたというのだ。
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source : 週刊文春 2023年7月13日号