巨額資産を運用する“2頭のクジラ”に明暗が――。
世界最大級の機関投資家「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が7月7日、昨年度の運用実績を公表。2兆9536億円の黒字で、3期連続の黒字となった。
「牽引役となったのは、資産全体の25%を占める国内株の上昇。グローバルな債券安を株高が補った形です」(市場関係者)
GPIFを運営しているのは、農林中央金庫出身の宮園雅敬理事長だ。人事部長、総合企画部長などを歴任。2011年から18年まで副理事長を務め、政界との交渉役も担ってきた。
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source : 週刊文春 2023年8月3日号