“長寿”といえば長野や沖縄が有名。だが、市区町村単位でみると意外な地域が上位を占めている。しかも、その傾向は男性により顕著。果たしてそれらの街にはどんな秘密があるのか。住民たちの声を通して、「元気で長生き」するためのキーワードが見えてきた!
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「1位 神奈川県横浜市青葉区」「2位 神奈川県川崎市麻生区」「3位 東京都世田谷区」――。
なんの順位かお分かりだろうか。実はこれ、全国1888の市区町村の中で、男性の平均寿命が長い自治体ベストスリーなのだ(2018年4月厚生労働省発表「平成27年市区町村別生命表」に基づく)。ちなみに女性もそれぞれ9位、4位、8位に入っている。
市区町村別 平均寿命ベスト5
この結果に「おや?」と思う方も多いかもしれない。神奈川や東京に、「長寿」のイメージはさほどないからだ。
長寿といえば、かつては沖縄県の代名詞だった。現在は長野県が取って代わっているが、市区町村単位でみると女性のベストスリーを沖縄が占めるなど、まだまだ“長寿沖縄”の名残はある。それだけに、男性部門の首都圏勢の上位独占がひときわ目立っている。
大自然に恵まれ、口にするのは美味しい水と新鮮な山海の幸、という一般的な長寿地域のイメージとは一見無縁な青葉区や麻生区が、なぜ“男性長寿”の自治体なのだろうか――。
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source : 週刊文春 2018年7月26日号