「長嶋さんの病状が緊迫しているという情報が駆け巡ったのが8月18日。各社とも確認取材に走り、読売グループの幹部が否定したことで収まったのですが、なかには号外の準備を始めたところもあったほどです」(スポーツ紙デスク)

 7月初旬に緊急入院した巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督(82)の容態が注目を集めた猛暑の今夏。実は、ソフトバンクの王貞治会長(78)や野球評論家の野村克也氏(83)という同世代の“レジェンド”の身にも、異変が生じていた――。

11月の「長嶋茂雄少年野球教室」に意欲

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 長嶋氏が高熱と腹痛を訴え、都内の大学病院に極秘入院したとの一報を報じたのは8月9日発売の「女性セブン」だった。

 胆嚢内に胆石ができて黄疸の症状が出ており、8月上旬の段階では予断を許さない状況だったという内容で、発売日前日には長嶋氏が球団を通じて〈大変ご心配をお掛けしました。おかげさまで回復しています〉とのコメントを発表した。

「長嶋氏は毎年7月、北海道で行なわれる男子ゴルフツアー『長嶋茂雄招待セガサミーカップ』に、セガサミーの里見治会長所有のプライベートジェットで訪れるのですが、今回は早くから欠席を決めていたようです。かなり前から腹部に違和感はあったはずですが、我慢強い人ですから、周囲には言わなかったのでしょう。胆嚢炎から炎症が他の臓器に波及し、肝機能や腎機能の数値が極端に悪い状況だったようです。入院後徐々に回復し、1カ月ほど経って退院目前のところで再び病状が悪化したのです」(長嶋氏の知人)

 病院側は長嶋氏をそれまでいた特別室から集中治療室に移し、電子カルテにはロックをかけて厳重に箝口令を敷いたという。

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source : 週刊文春 2018年9月6日号