先月7日にイスラエルを襲撃して人質を多数連れ去ったパレスチナの武装勢力ハマスが、カタールの仲介で人質を解放したというニュースがありました。さて、カタールとはどんな国か。そんな疑問を抱いた人もいるでしょう。

 カタールといえば、去年の11月から12月にかけてサッカーのワールドカップが開催された国でもあります。世界有数の天然ガスの生産量を誇り、今年7月には岸田文雄首相が首都ドーハでタミーム首長と会談し、液化天然ガスの安定供給を要請しています。「金持ちの国」というイメージがありますね。

 先月、私はサウジアラビアに取材に入ったのですが、このときはカタール航空を利用してドーハ経由でした。日本からは羽田や成田、関空から毎日飛んでいます。久しぶりのカタール航空でしたが、いまや世界80の国と地域に飛ぶまでに成長。ドーハ・ハマド国際空港も豪華でした。

 そもそもカタールとは、どこにあるのか。中東の地図でアラビア半島を見ると、東部にアラビア湾(一般的にはペルシャ湾というが、アラブ諸国はアラビア湾と主張)に小さく飛び出した半島があります。これがカタール半島です。面積は日本の秋田県程度。ここに約300万人が住んでいます。

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source : 週刊文春 2023年11月16日号