「昔から日本の芸能界はひどいもんだと思ってた」

 

 15日に行われた日本外国特派員協会での会見で“世界のキタノ”こと北野武(76)はジャニーズ問題を皮切りに、たけし節で芸能界を撫で斬りにした。

莫大なギャラを要求

 あらゆるテレビ局でレギュラーを持っていたたけしだが、近年その勢いは衰え気味。現在のレギュラー番組は『奇跡体験!アンビリバボー』など3本に止まる。

「番組が相次いで終了する要因は高すぎるギャラです。製作費が下がり続けるテレビ業界で、1本数百万円と言われる出演料は負担が大きい」(テレビ局関係者)

 ギャラ問題に頭を悩ませるのは、テレビ局だけではない。たけしがメガホンを取り、自ら主演をつとめた映画「首」(23日公開)にも金の問題がつきまとう。

「製作・配給はKADOKAWAで、角川歴彦前会長の肝いり企画。15億円もの製作費は、すべて同社が負担しています」(芸能記者)

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source : 週刊文春 2023年11月30日号