「カナダに留学することを認めてやるから、向うでも香港の警察に協力しろ」

 カナダのトロントで「香港にはもう帰らない」と宣言した香港の民主活動家・周庭(アグネス・チョウ)さんは、香港にいるとき警察にこう持ちかけられたそうです。カナダには香港の民主活動家が何人も逃げていますから、その様子をスパイして警察に教えろと要求されたのです。留学を認める交換条件でした。この申し出は断ったそうですが、「断ると留学できなくなるかもしれない」と怖かったそうです。

 今月初め、周庭さんは、トロントでの私の取材に対し、こう語りました。これまで彼女は「香港には帰らない」と宣言することで、事実上の亡命をしたのですが、直接対面でジャーナリストに会ったのは、これが初めてのことです。

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source : 週刊文春 2024年3月21日号