「テレビ(『新婚さんいらっしゃい!』)に文枝さんが映ると、もう……。とても観ていられません。芸能界へ行かせたのがすべて間違いでした。毎日、娘に申し訳なかったと謝っています」

 涙ながらにそう打ち明けるのは、41歳の若さで急死した演歌歌手・紫艶(しえん)こと本名・中江ひろ子さんの母親だ。現在は兵庫県尼崎市の自宅で涙に暮れる毎日だという。

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 紫艶は18歳で吉本興業初の演歌歌手としてデビューし、2000年には日本有線大賞新人賞を受賞したが、長らく“知る人ぞ知る”歌手だった。そんな彼女が注目を浴びたのは、2016年3月。「FRIDAY」(3月4日号)で、上方落語界の重鎮、桂文枝(75)との20年にわたる不倫関係を告白したのだ。

「報道後の釈明会見で文枝は不倫関係を否定しました。それに対抗するように、紫艶はキス写真やLINEでのやりとりなどを『FRIDAY』誌上で次々に公開し、関係はもつれにもつれた。結局、18年3月に文枝が15年務めた上方落語協会会長を退任し、紫艶は芸能界を引退することで、ようやく幕引きとなりました」(スポーツ紙記者)

 しかしその間、紫艶は「売名行為」などと世間から大バッシングを受け続けた。

「当時の批判はすごかった。2人が所属していた吉本興業は当然のように文枝擁護にまわったので紫艶はほぼ孤立無援に。彼女はずっと東京で暮らしていたのですが、実家のお母さんも近所の人から白い目で見られていたそうです」(同前)

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source : 週刊文春 2019年5月30日号