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2018/12/21

立ちはだかるファーウェイリスク

 それだけではない。目下孫氏にとっての懸案はサウジアラビアと共同で設立した10兆円規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」だ。SVFは、PayPayが技術提供を受けるインドの決済サービス「Paytm」にも出資しているが、

「サウジ人記者、カショギ氏の暗殺に孫氏と親しいムハンマド皇太子が関与しているとされている。『頭の97%がSVFのこと』と語っていただけに、事件は大きな痛手。シリコンバレーではSVFマネーを避ける動きもあるようです」(エコノミスト)

 さらに孫氏の前に立ちはだかるのが、ファーウェイリスクだ。創業者の長女・孟晩舟CFOがカナダで逮捕。日本政府もファーウェイ社製品を締め出す方針だが、ソフトバンクは通信キャリア大手では唯一、基地局設備に同社製品を採用している。次世代通信5Gの実証実験もファーウェイと共同で行っていたが、北欧製に切り替える方向だ。孫氏周辺は「技術にも優れたファーウェイ製が本当は良かった」とこぼしているという。

 株主総会では「伸びない時価総額に苛立ちを見せていた」(同前)孫氏。19日には、大規模な通信障害を起こした携帯子会社のソフトバンクを上場させた。相次ぐリスクを攻めの姿勢で突破する戦略は、吉か凶か。

出典元

貴乃花一家離別を招いた河野景子(54)・優一(23)異様な「母子密着」

2018年12月27日号

2018年12月20日 発売

特別定価440円(税込)

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