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「富裕層の待遇を改善すればJリーグは栄える」――堀江貴文氏のJリーグ改革案

2019年の論点100

2019/03/09
note

 私は今、Jリーグのアドバイザーをしています。理事の方に「好き勝手な意見を言って欲しい」ということで誘われて、2015年からですね。それ以前にも、Jリーグについては「こういうところが惜しい、もったいない」と思ってて、個人的にツイッターやメルマガなどで発言、発信していたので、それがきっかけなんでしょう。

 その頃から言ってますが、Jリーグには英プレミアリーグの位置を奪うポテンシャルがあると思っています。理由は何よりも、これから発展していくアジア圏で一番のリーグだから。始まってから25年と歴史の蓄積があり、加盟クラブも正会員(J3まで)だけで54と多い。治安がよくて食べ物が美味しく、観光地があちこちにある日本というのも、外国人のファンを作る上では大きなアドバンテージです。

堀江貴文氏 ©文藝春秋

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 これから人口が増えていくアジアは、地政学的に発展するのは間違いないんですよ。今、世界的に一番人気があるのはUEFAチャンピオンズリーグだけど、近い将来にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)になると考えるのは自然なことです。