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「大阪ダブル選」が頭痛の種 公明と維新の間で揺れる菅官房長官

昨年末、古希を迎えた ©共同通信社

 大阪市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」をめぐり、現在の府知事と大阪市長が入れ替わって出馬する「ダブル選」が今春に行われるのか否か——。菅義偉官房長官(70)が「西の都」の政争に苦悩を深めている。

 菅氏は2月15日、極秘に上京してきた大阪維新の会代表の松井一郎府知事と向き合い、ダブル選に踏み切る可能性を伝えられた。松井氏と吉村洋文大阪市長が3月に辞任した上で、立場を入れ替えて立候補、4月7日投開票の大阪府議選、同市議選などとの同日選に持ち込む狙いだ。

 松井氏がダブル選をぶち上げたのは、府政与党の公明党への怒りから。氏は都構想の是非を問う住民投票を年内に行いたいが、公明は慎重姿勢のまま。そこでダブル選を統一地方選にぶつければ大阪で維新と公明はガチンコ対決になる。地方選を重視する公明には痛手に違いなく、早く住民投票に賛成させるための脅しの側面もある。