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天皇陛下に謝罪要求 韓国の“だるま議長”はなぜ反日になったのか

日本の“良き理解者”だったのに……

「安倍首相まで出てきたのは理解できない」 ©共同通信社

「慰安婦問題解決には天皇の謝罪が必要」と米メディアに語った韓国の文喜相国会議長(73)。撤回を求める安倍晋三首相らに対し、今度は「謝罪する側が謝罪せず、私に謝罪しろとは何事か。盗っ人たけだけしい」と猛反発した。韓国メディアには「10年前に天皇から訪韓の仲介を頼まれた」とも語ったが、宮内庁が全否定する事態に陥っている。

 日韓関係を一層危機的な状況に追い込んだ文議長。一体どのような人物なのか。

「閣僚経験こそありませんが、解散がない韓国の国会で、6期(任期4年)務め上げた大物議員。党の要職も歴任しており、日本で言えば、二階俊博幹事長のようなタイプ。豪快で義理人情を重んじる性格から“サムライ”というあだ名が報じられたこともありました」(韓国政界関係者)

 80年代、後の金大中大統領の南北統一論に心酔したことが政界入りのキッカケだという。大きな転機となったのは03年。大統領選の党内候補者選びで盧武鉉氏を支持し、青瓦台の枢要ポスト、秘書室長に起用されたのだ。

「この盧政権で首席秘書官を務めたのが、現在の文在寅大統領です。2人はともに盧氏の側近中の側近だった。盧氏の食事の席にも、文喜相夫妻と文在寅夫妻は頻繁に呼びだされていました」(同前)

 日本との接点は決して多くはなかったが、知日派の金鍾泌元首相らの政界引退を受け、04年に韓日議連会長に就任。以降、特に“反日的”な発言は目立っていなかった。