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根尾、横川、藤原、柿木……”ほんまにすごい″大阪桐蔭出身4人のいま

文春野球コラム オープン戦2019

2019/03/03
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横川君に会いに巨人3軍キャンプへ

 那覇空港に向かう途中、巨人の3軍がキャンプをしていたセルラースタジアムへ。室内練習場の前に姿を現した横川君はすっかりあか抜けていました。「あの杉内さんが普通に球場まで車を運転してくださるんですよ! なんか変な感じします!」。杉内俊哉さんに憧れている横川君も、根尾君同様、憧れの人とキャンプを過ごすことが未だ信じられないといった様子。入寮してからキャンプのことまで楽しそうに報告してくれました。

「練習はめっちゃきついですよ!」と言いつつ、とても充実していますと言わんばかりの表情。7時半には球場に到着し、ウォーミングアップの前に“腹筋1000回”が課題だといいます。3軍は若手の高卒選手が多いため声出しにも活気があり、高校野球にも似た雰囲気がありました。アーリーワークだけでもなかなか大変そうなのに、マネージャーによると「横川はそのアーリーワークの前にさらにアーリーワークをしていますよ! よく頑張っています」とのこと。イキイキと練習する姿をみて安心しました。

巨人にドラフト4位で入団した横川

 大阪桐蔭では柿木君とエースの座を争うも、背番号1を背負ったのは3年春の大阪大会のみ。190cmの大型左腕として期待されながらも、なかなか思うような結果が残せずにいました。ドラフト会議の当日も、どこか不安げだった横川君。指名された後の安堵の表情は今でも忘れられません。「蓮(柿木)より先に呼ばれることは絶対にないと思っていました。蓮が3巡目までに呼ばれなかったので、あぁこれはもう自分は呼ばれないかもしれないなって。本当にホッとしています」。将来性を評価してもらえたのかなと本人がいうように、杉内コーチからの期待も相当なものがあるようです。「もっとユニフォームが似合うように頑張りますね!」。今は心の底から野球を楽しんでいる様子。日本を代表する左投手になるという目標に向かっていいスタートを切っていました。

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 もともと野球の才能がある大阪桐蔭の選手たちは、さらに、努力する才能も抜群に備えていて、自分たちで考えて練習できます。残念ながら国頭には行けませんでしたが吉田輝星投手というライバルが隣にいることは柿木君にとって最大の成長要素ではないかと思います。“ほんまにすごい”4人のこれからがより楽しみになりました。

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