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経産省と大ゲンカ あの田中正明が年収1億2000万超を目指して復活

2019/03/08
民間出身取締役9人で一斉辞任した ©共同通信社

 昨年12月、経産省と前代未聞のバトルを繰り広げた末に、産業革新投資機構(JIC)社長を辞任した田中正明氏(65)。あれから3カ月弱、大手塗料会社「日本ペイントHD」の代表取締役会長に就任することが決まった。

「JICでの報酬額の上限は業績連動報酬も含めて1億2550万円でした。しかし高額報酬への批判を恐れた経産省が上限を突如、3150万円に引き下げたことに、田中氏は『信義に悖(もと)る』と激怒します。嶋田隆経産次官自ら協議に臨みましたが、『もはや法治国家ではない』との捨て台詞を残して辞任しました」(経産省関係者)

 若い頃から将来の頭取候補と目され、三菱UFJフィナンシャル・グループ副社長にまで上り詰めた田中氏。ただ、銀行時代は厳しい要求を突きつけ、精神的に追い込まれた部下も少なくないという。行内での人望の無さもあり、頭取レースでは敗れ去ったが、

「今も『俺が頭取なら三菱UFJはこんなものじゃない』と思っている」(大手行幹部)