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〈ピエール瀧逮捕〉ジャニーズも“億”を支払った!? 逃れられない「NHK損害賠償金」

 ピエール瀧容疑者(51)の逮捕を受け、出演中のNHK大河ドラマ「いだてん」では、3月16日(土)の再放送分でもすでに出演シーンがカットとなっていた。今後の放送内容に加え、NHKへの損害賠償金額に注目が集まっている。

「すでに代役のキャスティングに入っていて、決まり次第、再撮が行われる予定です。違約金は30億円などとも言われていますが、ほとんどの場合は所属事務所の別の人気俳優を補償的に出演させることなどで解決され、実際に違約金がやり取りされることは少ない。ただ、“皆様の受信料”で成り立っているNHKだけに、“TOKIO山口事件”と同様、一定の損害賠償金をピエール側が負担することになるでしょう」(放送業界関係者)

渋谷のNHK放送センター(本部) ©文藝春秋

 昨年5月に未成年女性に対する強制わいせつで書類送検されたTOKIO元メンバーの山口達也氏(46)のケースでは、山口氏が司会を務めていた番組「Rの法則」が打ち切りとなった。NHK・上田良一会長は5月10日の定例会見で「継続は難しいという結論に至った」と述べ、会見に出席した編成局の幹部は「NHKの番組は受信料で成り立っている。そういったこと(損害賠償請求)も含めて対応を検討している」とコメント。同年10月の定例会見では、同幹部が「所属事務所に対し損害額を請求してきた件が決着した。時期や内容、請求額については差し控えるが、事務所には誠実に対応していただいた」と公表している。

「紅白歌合戦などNHKの番組に数多くのタレントを出演させているジャニーズ事務所ですら、バーターで済ませることは出来なかった。TOKIO山口のケースでは、NHK側に支払った損害賠償は1億円以上にのぼったと言われています」(芸能プロダクション関係者)

 大河ドラマというNHKの金看板に泥を塗った“罪”も大きい。

「『Rの法則』の制作費は1本300万円程度。一方で大河の制作費は1話あたり4000万円と言われています。今回の損害賠償、億超えは必至でしょう」(広告代理店社員)

身柄を移送されるピエール瀧容疑者 ©文藝春秋

 ピエール瀧は、これまでもNHKの作品に多数出演してきた。2015年放送の土曜ドラマ「64(ロクヨン)」では渋みのある警察官役で主演を果たし、連続テレビ小説「あまちゃん」(13年)や「おひさま」(11年)、「とと姉ちゃん」(16年)、大河ドラマ「龍馬伝」(10年)、「軍師官兵衛」(14年)などで印象に残る脇役を演じている。NHK教育テレビの「きょうから英会話」(07年~)、「わたしのきもち」(08年~)にも出演していた。

 波紋を広げるピエール瀧逮捕。文春オンラインでは、「緊急アンケート 逮捕俳優作品の『お蔵入り』に賛成?反対? ピエール瀧薬物事件で考える」も行っている。

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