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連載僕が夫に出会うまで

ゲイの高校生の僕が、クラス中の男子のヒザを制覇していた話

僕が夫に出会うまで #18

2019/04/04

連載「僕が夫に出会うまで」

 

2016年10月10日に、僕、七崎良輔は夫と結婚式を挙げた。幼少期のイジメ、中学時代の初恋、高校時代の失恋と上京……僕が夫に出会うまで、何を考え、何を感じて生きてきたのかを綴るエッセイ。毎週連載。

 

(前回までのあらすじ)高校でたくさんの友達に恵まれた僕は、同級生で親友の男の子、ハセに恋心を抱いてしまう。映画専門学校の見学がてら、ハセと2人と東京にに行くことになったが、ツインベッドの部屋に通され、眠れない夜を過ごしたのだった。

 

(前回の記事「『ダブルでご予約されていますが』好きな男の子との東京旅行で、ツインベッドに通された僕は……」を読む)

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 僕は映画の専門学校に進学することになった。そんな僕に担任の先生が言った。

「七崎が東京へ行くと、北海道は平和になるな。みんなはまだ受験生なんだから、あまり迷惑かけるなよ!」

 

緑のカラコンをつけて登校した高校時代

 当時、ハリー・ポッターに憧れていた僕は、今ではどうかと思うのだけど、緑のカラーコンタクトをして学校へ通っていた。原作でハリーは緑の目をしているからだ。

 もちろん学校ではカラーコンタクトは禁止されているので、机をバーン! と蹴飛ばされて「こっち見ろ! またカラコンしてるだろ! 今すぐ外してこい!」と言われる事が何度もあった。この先生は間違っていない。

 こんな事もあった。僕は一番後ろの席だったから、僕の席の後ろにはゴミ箱があった。だから僕はいつも、授業中出たゴミを、ゴミ箱を見ずに後ろに向かって「ポーイ」と投げていたのだが、たまたま授業参観の日にも同じ事をしてしまったようなのだ。