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社長時代の6年間で報酬50億円超 ソニー平井一夫会長は何をやったか

2019/04/08

 3月28日、「ソニーグループから卒業する」と6月18日付での退任を発表した平井一夫会長(58)。昨年4月の社長退任以降、会社に現れるのは週1、2回程度となっていたが、改めてその“実績”を振り返ってみたい。

日産・ゴーン元会長並みの高額報酬 ©文藝春秋

 平井氏はICU教養学部出身で、眞子さまや小室圭さんは学部の後輩。国際法のサークルに入っていたという。

 CBS・ソニー(当時)に入社後は海外・マーケティング畑を歩み、12年にハワード・ストリンガー氏の後を継いで社長に就いた。その頃のソニーはテレビをはじめ主力事業全てが赤字で、黒字は金融事業のみ。平井氏は1万人の人員削減やパソコン事業の売却などに踏み切った。「追い出し部屋」の存在もクローズアップされたが、“選択と集中”の結果、昨年3月期には過去最高益を叩き出している。

 この間、平井氏の報酬額はうなぎ上りだった。社長就任前(11年度)は8800万円だったのが、12年度には1億5300万円に上昇。17年度は業績連動報酬に株式退職金やストックオプションが加わり、総額約27億円に及んだ。社長だった6年間だけで、50億円を優に超える額を手にした計算になる。