昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載シネマチャート

アレキサンダー・マックイーンはなぜ40歳で自らの命を断ったのか 「マックイーン:モードの反逆児」を採点!

シネマチャート

〈解説〉

1969年、ロンドンの労働者階級に生まれたリー・アレキサンダー・マックイーンは、23歳で自身の名を冠したコレクション“アレキサンダー・マックイーン”で鮮烈なデビューを果たす。ジバンシィのクリエイティブ・ディレクターも務めて名声を博するが、2010年に40歳で自らの命を断ってしまう。過激なショーで〈モードの反逆児〉と呼ばれた天才ファッションデザイナーのクリエイティブの源泉や苦悩に、プライベートの記録映像、家族やスタッフへのインタビュー、コレクションの映像で迫るドキュメンタリー。監督は『エッジ・オブ・スピード』(未公開)のイアン・ボノートと、『キンキーブーツ』の製作を務めたピーター・エテッドギー。マックイーン本人と親交があったマイケル・ナイマンが音楽を手がける。111分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆ロンドンの老舗テーラーの技術と、パンク感覚を持ったデザイナーの栄光と苦悩。パリのファッション界の楽屋裏も見もの。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆この資質で、あの業界を生き抜くのは辛かったろう。トレンドなど歯牙にもかけぬ野獣の苦悶と、豊饒な果実が軋み合う。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆エロスとタナトスとグロテスクを鮮烈に誘惑的にファッションショーに放ったマックイーン。闇が華やかに心に刺さる。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆下町から殴り込んだパンクスターの人生劇場。他文化や周辺状況への補助線をもっと引けば内容に膨らみが出たのでは。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆線を引き立体に縫い合わせ斬り裂く、彼が作る服のような場面編集。アマデウスの如き凶暴でエモーショナルな肖像。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©Salon Galahad Ltd 2018

INFORMATION

「マックイーン:モードの反逆児」(英)
4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督:イアン・ボノート
音楽:マイケル・ナイマン
出演:アレキサンダー・マックイーン、イザベラ・ブロウ、トム・フォード ほか
http://mcqueen-movie.jp/

出典元

安倍政権VS.平成皇室「令和」<暗闘ドキュメント>

2019年4月11日号

2019年4月4日 発売

特別定価440円(税込)