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脱税額は4億円 大人気アニメ「鬼滅の刃」制作会社の被災地チャリティーにも不正疑惑

「週刊文春デジタル」が報じたアニメ制作会社「ユーフォーテーブル」の脱税疑惑。3月12日に始まった東京国税局の“ガサ入れ”調査により、4億円に上る申告漏れがあったことが判明した。当局関係者への取材でわかった。

「マチ★アソビCAFE」北九州店のグッズ販売スペース

「ガサ入れが行われてから近藤光社長(49)は数日間、自宅にこもって毎日弁護士と話し合いを続けていました。『週刊文春デジタル』の取材を受けた直後は、『問い合わせがあっても答えないように』とかん口令を敷き、本人は出社していなかった。しかし先週くらいから、ブスッとした表情で、毎日、東京スタジオ(杉並区)に出社して、仕事に向き合い始めました。

近藤光社長(徳島県HPより)
ユーフォーテーブルが制作した自衛官募集のポスター

 劇場版『Fate』シリーズは全3章中、現在第2章が公開中です。第3章の仕事をユーフォーテーブルが受けられるのか。そして4月6日から放送がスタートしたアニメ『鬼滅の刃』(テレビ東京系)の放送は続けられるのか。戦々恐々としている状況です」(ユーフォーテーブル関係者)

 実際の税務処理はどうなっていたのか、東京国税局の捜査関係者が話す。

「同社は現金でのやり取りがほとんどで、記帳をきちんとしておらず、本来、為されるべき会計処理が行われていなかった。捜査はまだまだ続くが、こちらが把握している脱税額は4億円。追徴課税は2億円といったところだろう」

ユーフォーテーブルのカフェで売られていたグッズ

 また年2回、同社が徳島市で行っている町興しイベント「マチ★アソビ」で、2011年10月から毎回催されている、東日本大震災被災地のための「チャリティーオークション」の収益の使途についても、不正会計の疑惑があるという。3月28日の報道以降、「週刊文春デジタル」編集部に多数の情報提供が寄せられた。

徳島市内にスタジオを開設したアニメ制作会社「ユーフォーテーブル」 ©共同通信社

 骨董通り法律事務所の小林利明弁護士が解説する。

「被災地復興のためと銘打ってチャリティーオークションをしているにもかかわらず、その収益を違う使途で使えば、刑法第246条の詐欺罪にあたり、10年以下の懲役が科される可能性があります。また、法人が計上すべき収益をきちんと申告していなかった場合には、法人税法違反、つまり、脱税になります」

コミケでもグッズは完売

 一連の疑惑について、ユーフォーテーブルに取材を申し込んだが、期日までに回答はなかった。

「週刊文春デジタル」のオリジナル記事では、同社の最新情報について詳報している。

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