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水泳ニッポン、大ピンチ 理由は池江璃花子、萩野公介の不在だけじゃない

 リオ五輪で金メダル2個、銀2個、銅3個を獲得した“競泳王国”ニッポンが大ピンチだ。4月8日まで開かれていた水泳日本選手権で、期待の選手が相次いで失速。日本水泳連盟が定めた7月の世界選手権への派遣参加条件を満たせない選手が続出したのだ。

「今年の世界選手権は、優勝すれば東京五輪出場が内定する重要な大会。それだけに表彰式のインタビューでは『1位でもうれしくない』と表情を曇らせる選手や悲痛な表情で涙をこぼす選手も出る始末で、会場に暗いムードが漂っていた」(スポーツライター)

 スポーツ紙デスクは、今回の低迷をこう分析する。

「2月に白血病を公表したエース・池江璃花子選手の不在が響いています。特に影響が大きいのが池江を目標にして記録を伸ばしてきた同年代の女子選手。共にリオ五輪に出た親友の今井月(るな/個人メドレー、平泳ぎ)は最後の踏ん張りが利かず、タイム以前に順位でも3位以下に沈みました」

白血病を公表した池江璃花子 ©文藝春秋

 一方、リオ五輪で金を獲るなど、近年のお家芸だった女子平泳ぎの五輪実施種目でも、世界選手権出場の条件を満たした選手はゼロとなった。

 競泳王国変調の兆しは大会前からあった。リオ五輪金銀銅メダリストである男子のエース・萩野公介は3月、モチベーション低下を理由に日本選手権の欠場を発表した。