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留学生700人失踪 東京福祉大のベトナム人が告白「教室はタコ部屋だった」

「40人いたクラスの人数が、1年で半分に減りました。辞めた20人はどこに行ったのかわかりません」

 東京都北区の路上でこう話すのは、この春まで「研究生」として東京福祉大学に在籍していたベトナム人留学生だ。昨年1年間で受け入れた約2700人の研究生のうち、約700人が姿を消したというこの大学。異常な事態を受け、文部科学省と法務省は3月26日、実地調査に入った。

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 大量の失踪者が出ているのは、同大学の王子キャンパス。いったいどのように運営されているのか。大学関係者が説明する。

「大学は学部の正規課程に入る準備のためと称して、留学生を1年間、『研究生』として受け入れている。日本語や日本文化を学ぶという触れ込みですが、学部へ進学できる保証は全くない。要は学費欲しさに語学力の足りない留学生などを、大量に入学させているのです」

 この3年間では約5700人の研究生のうち、約1400人が所在不明に。学生の国籍はネパールやベトナム、スリランカなどが多い。

 大学は大量の学生を収容するため、周辺の住宅地の銭湯やコンビニの2階まで、教室として借り上げている。

コンビニの上にも教室が

 別のベトナム人研究生が実態を語る。

「研究生の教室は1号から8号まであり、週3日、90分の授業が3時限ずつ行われている。いろんな国の人が集まり“タコ部屋”みたいな中で勉強します」

 大学では数週間登校していない研究生に対し、まず本人に電話し、出ない場合は自宅を訪問。不在の場合は本国の家族に連絡をする。

「私も先生に頼まれて、ベトナムにいるクラスメイトの家族に3回ほど電話しました。3カ月間、所在不明か学費未納だと除籍になるという学校のルールを家族に伝えます。驚いて『本人に連絡を取ってみる』という親もいれば、大して驚かない親もいます」(同前)

 不明者が大量発生している理由の一つは、経済的な事情だ。研究生の学費は年間70万円近くかかる。

「本国で借金がある上、学費や日本での生活費のため、授業が終わるとアルバイトに励む。留学生の就労は週28時間と定められていますが、多くはバイトを2つ掛け持ちしたりしてごまかしています。年間300万円ほど稼ぐ学生もいますが、睡眠不足で勉強と両立できなくなり、学校に来なくなるケースも多い」(前出・大学関係者)