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 話がまとまることはなく、結局110番通報することになったという。新潟県警によれば、事件発生から通報までに約1時間。翌日、AとBは暴行容疑で逮捕された。

「県警や運営としても、本当はもっと重い容疑で逮捕したかったそうですが、山口が家宅捜索を拒んだため立証が難しかったそうです」(同前)

 事態収拾のため、今村氏は事件直後から全メンバーを含む関係者48人に3通のLINEメッセージを送っている。

〈報告があります。昨日12月8日21時30分 メンバー山口真帆の自宅マンションの屋内、山口の部屋の玄関先で、自称ファンのA・Bの この2名が山口の帰宅を待ち伏せして、(中略)顔を押さえこむなどの暴行をしました。(中略)本人山口と今村の判断として被害届を出すことにしました。刑事事件です。(中略)NGTが崩壊するかもしれない危機的な状況です〉(12月9日送信)

被害を受けたNGT48メンバーの山口真帆(「SHOWROOM」配信より)

 メッセージによれば、事件は秋元康氏や、運営にも報告済みだったという。

「東京でAKBグループ全体を統括する『AKS』は、12月半ばに行われたスポンサーやレコード会社、代理店との定例会議で、すでに解決にむかった事案として報告をしました。今村は(LINEのメッセージで)事件を徹底的に追及すると、部下やメンバーに対してポーズをとりましたが、AKSとしては穏便に済ませたかった」(前出・AKS関係者)

 捜査はAやBだけでなく周辺にも及んだ。疑惑をもたれた太野や西潟も警察に出向き、捜査に協力したが、事件には関与していないことが通信記録などから判明。だが、Bのスマートフォンには10代のNGTメンバー・E子の写真が保存されていた。

「Cと親しげなツーショット写真でした。E子はCとの繋がりはありましたが、暴行事件の計画は知らされておらず、事件には関与していませんでした。運営からも査問を受けたE子は、なんと『C君と付き合っています』と告白したのです。悪びれもせず逆ギレのような態度でした」(NGT関係者)

 今村氏は再び全体LINEで、メンバーに“自首”を呼びかけた。

〈犯人達の聴き取り捜査からメンバーの名前が出ている可能性もあります。なので、そこから証拠の写真や携帯のデータなどが出る可能性もあります。過去も現在も含めて、自分はファンと繋がっている、または繋がっていたというメンバーは、正直に今村に申し出てください。これまでのことを悔い改め、正直に申し出たメンバーに関しては、申し出た内容によって、特に過去の事例の場合は判断処分の緩和を検討します〉(12月20日送信、原文ママ)

 同メッセージでは、ファンとの繋がりについてどこからが“アウト”なのか、明確に線引きする記述もあった。

〈(1)ファンと一度でも携帯の連絡先(LINEを含む)を教えて交わした場合。(2)ファンと一度でもプライベートで会ったり、食事をした場合。(3)メンバーのまたはファンの家に入った場合〉(同前)