文春オンライン

「うちのドンマインさん」黒田清子さん 新元号発表の前夜、両陛下はサーヤ宅へ

2019/04/30

genre : ニュース, 社会

 天皇陛下が退位されたあと、最終的には現在の東宮御所へお戻りになると聞いた時、美智子さまが、紀宮さま(現・黒田清子さん)のご結婚を前にした平成17(2005)年、誕生日に際した文書回答で「清子の嫁ぐ日が近づくこの頃、子どもたちでにぎやかだった東宮御所の過去の日々が、さまざまに思い起こされます」と述べられたことを、ふと思い出した。皇太子時代にご一家で過ごされた東宮御所には、本当にいい思い出がたくさんおありになるのだろうと思う。

美智子さまと紀宮さま(当時) 宮内庁提供

天皇陛下が「うちのドンマインさんは…」

 紀宮さまは、秋篠宮さまの学習院時代のご友人であった黒田慶樹さんと結婚されて、今は都内のマンションで日常を送られている。新元号「令和」が発表される前夜、3月31日には、天皇皇后両陛下がお忍びで黒田さん宅を訪れられて、団らんのひと時を過ごされたようだ。

2005年10月5日、告期の儀に臨まれる天皇皇后両陛下と紀宮さま(当時) 宮内庁提供

 美智子さまは、同じく2005年の文書回答で「清子は、私が何か失敗したり、思いがけないことが起こってがっかりしている時に、まずそばに来て『ドンマーイン』とのどかに言ってくれる子どもでした。これは現在も変わらず、陛下は清子のことをお話になる時、『うちのドンマインさんは…』などとおっしゃることもあります。あののどかな『ドンマーイン』を、これからどれ程懐かしく思うことでしょう」とも述べられている。

ADVERTISEMENT

 天皇陛下が退位された後は、これまでよりも近しい家族の一人として、紀宮さまのことを頼りになさるのではないだろうか。