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「近所の人に聞こえるので……」 違法サイト「漫画村」運営者の母が語った「息子のこと」

〈もう一度、マンガ読もうぜ!!〉

​ いけしゃあしゃあとこう謳っていたのは、著作権を無視した海賊版サイト「漫画村」だ。紛うことなき違法行為だが、いまだサイト運営者X氏(20代後半の男性)は逮捕されておらず、所在不明。そこで、小誌が行方を追ってみると……。

現在は閉鎖された「漫画村」

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 漫画村騒動についてIT担当記者が解説する。

「政府は昨年4月に、漫画や動画を違法にアップロードする海賊版サイトについて、本格的に対策を進めることを発表。そのひとつが、サイトへのアクセスを遮断するブロッキングでした。しかし、有識者などから『明確な法的根拠がない』『通信の秘密や、表現の自由の侵害につながりかねない』などと反発が起こり、法制化は見送りになりました」

 政府はこの際、主要海賊版サイトとして3つを名指しした。そのひとつが「漫画村」だった。

「漫画村には、人気漫画や写真集などが違法に掲載されており、誰でも無料で閲覧できました。昨年4月に閉鎖されましたが、直前の月間アクセス数は約1億6000万。CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は漫画村による被害額を約3000億円と試算しています。サーバーの解析などによって運営者は特定されましたが、それ以降、捜査に目立った動きはありません」(同前)

 そんな中、都内にある運営者X氏のかつての自宅を突き止め、呼び鈴を鳴らした。

 こぎれいな身なりの、母親と思しき50絡みの女性が顔を見せる。記者が質問を始めると、「近所の人に聞こえるので……」と周囲を気遣いながら小声で答えた。