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「なめた記事を書くんじゃない!」 二階幹事長が読売新聞に激怒した理由

党内第5派閥(44人)を率いる ©文藝春秋

 自民党の二階俊博幹事長(80)が4月24日、北京で習近平国家主席と会談し、安倍晋三首相の親書を手渡した。この模様を伝える中国国営中央テレビ(CCTV)の映像が、波紋を広げている。

 親書を手渡した後、「気をつけ」の姿勢をしたかと思えば、会談中は習氏の言葉に頷きながら熱心にメモを取り続ける。そんな様が再三映し出され、「先生と生徒のよう」と話題になっているのだ。中国の専門家らは「習主席への礼賛、朝貢のイメージを強調したかったのだろう」と解説する。

 もっとも、二階氏側にも“狙い”があっての習近平詣でだった。二階氏側近は訪中前、記者団に「習氏以上に大事なのは『ポスト習』の有力候補である胡春華副首相との面会だよ」と宣伝。28日の胡氏との会談後、当の二階氏も「胡春華氏はまさに大中国のトップリーダーにふさわしい」と評価した上で、「私はいつでも話し合える間柄」とアピールするのを忘れない。昨秋に訪中した公明党の山口那津男代表は交渉の末、結局習氏と面会できなかったことを記者団が引きあいに出すと「比べるんじゃないよ。全くレベルが違う」と得意満面だったという。