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「1回トランプ氏に電話してみろ」……金正恩の“最強の右腕”が更迭された理由

 5月4日午前、日本海方向に短距離ミサイルを発射した北朝鮮。約1年5カ月ぶりのミサイル発射だった。

「2月の第2回米朝首脳会談が決裂して以降、金正恩朝鮮労働党委員長は米国への苛立ちを募らせてきました。今回の短距離ミサイル発射は、北朝鮮の発射自制を“外交実績”として誇ってきたトランプ大統領に対する牽制と見られます」(外務省担当記者)

4月中旬の重要行事も欠席した金英哲氏 ©共同通信社

 そうした中、韓国の国会で報告されたのが北朝鮮のあるトップ人事。対米交渉の中心人物、金英哲朝鮮労働党副委員長が、兼任する統一戦線部長を解任されたというのだ。

「金英哲氏はこれまで米朝首脳会談や南北首脳会談全てに同席してきました。それだけ正恩氏の信頼も厚かった。金英哲氏は金日成時代から長年、南北問題を担当するなど“軍事交渉のプロ”です。哨戒艦沈没事件の計画も一緒に練り上げた間柄。米朝協議を統一戦線部長の金英哲氏に任せてきたのも、『対韓国と同様に対米交渉も工作活動と考えるべき』という発想からでした」(韓国政府関係者)