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ジャニーズJr.のチケットが高騰する要因は何なのか

 これ以下は転売業者からすると「おいしくない」グループだという。

「『A.B.C-Z』はかなり厳しい。アリーナを埋めるのも難しく、儲かる印象はありません。ただ、バックダンサーに人気のジャニーズJr.のグループがつけば、途端にチケット価格は跳ね上がる。ジャニーズJr.の出演者が分からない初日は定価で取引されていたA.B.C-Zのチケットが、『Love-tune』が出演していると分かった途端、2日目から3倍になることもありました。A.B.C-Z側も意図的に人気のジャニーズJr.と抱き合わせているのか、この現象が起きやすい」

 そんな先輩グループのチケット価格を左右するジャニーズJr.。今一番の高値がつくのが彼らのコンサートチケットだったりする。

「今も公演中の舞台『ジャニーズ銀座2019 Tokyo Experience』では、1枚6000円の最前列のチケットが45万円に跳ね上がった。牽引しているのは『美 少年』らジャニーズJr.の人気ユニットです」

※会場収容人数 東京ドーム:55000人/横浜アリーナ:17000人/シアタークリエ:609人

 ジャニーズJr.のチケットがここまで高騰する要因は何なのか。

「この公演の場合、会場のキャパシティが小さいことや、事前に席がわかる実券でのやりとりだということが影響していますが、なにより大きいのがファン層の違い。デビュー組よりも熱狂的なファンが多く、彼女たちは大金をつぎ込むんです。公演後の出待ちで手紙を渡せるなど、ジャニーズJr.ならではの距離の近さも大きな理由でしょうね。ジャニーズJr.の転売市場はキンプリ以上の規模かもしれない」

©iStock.com

 ジャニーズ事務所関係者は「転売価格はメンバーもチェックしています」と明かす。

「チケットの転売価格はファンクラブ会員数や、テレビの出演数などと並ぶ、人気の指標のひとつです。特にユニットごとのファンクラブがないジャニーズJr.にとっては、今後、自分たちがデビューしてやっていけるかどうかを占う試金石にもなっている。とあるメンバーは、自分たちのチケットが高値で転売されているのを見て、『A.B.C-Zにコンサートをやらせるくらいなら、俺らにやらせて欲しい』とボヤいていました」

 デビュー年次などの上下関係に厳しく、体育会系とも言われるジャニーズ。だが、SMAP以降、グループの解散や活動休止発表、メンバーの退所などが相次ぎ、タレントのヒエラルキーも盤石とは言えなくなった。今後はリアルな数字を稼げるグループこそが評価される、下剋上の時代が始まるのかも知れない。

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