昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

高齢者運転「本当に危ない兆候10」

 だからこそ、家族が普段から運転を観察することが重要になる。では、どこに注意すればいいのか。専門家への取材を基に一覧化したのが、「本当に危ない兆候10」だ。

 

「まず気をつけたいのは、運転に臨む心構えです。盛岡市内の65歳以上を対象にアンケートを行ったところ、運転には『自信がある』『自信が少しある』が9割以上。しかも自信ありの割合は年齢が上がるほど増加していました」(交通工学が専門の元田良孝・岩手県立大名誉教授)

 しかし、(2)こうした自信過剰な高齢ドライバーほど危ない。事故が多い雨天や夜間などでも、“自分だけは大丈夫”とハンドルを握ってしまうのだ。

「どんな人でも年を重ねれば、視野が狭くなり、注意する機能も衰えてしまうもの。その衰えは、交差点の右折など歩行者や対向車など様々な対象を捉え、危険を予測し判断をしなくてはいけない場面で如実に現れます」(NPO法人「高齢者安全運転支援研究会」事務局長の平塚雅之氏)