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アクセルとブレーキ、踏み間違いを防ぐための正しい姿勢

(6)アクセルとブレーキの踏み間違いはなぜここまで多い?(61・女)

 16年11月にも東京・立川市の病院駐車場で夫を見舞いに来た83歳の女性が料金所で踏み間違いをして急発進し、歩道の男女二人が犠牲になっている。

 踏み間違いに関する研究を行った福山大学工学部の関根康史准教授の指摘。

「高齢になると身体が硬くなり、股関節の可動範囲が狭まります。特に上半身が右に向く場面(バック運転や料金支払い)では、足もそれに従ってアクセルペダルに近づく傾向があることが研究で分かりました」

 どう防げばいいのか。

運転席では股はあまり開かないよう真っ直ぐ座り、足先は前を向くようにしてペダルを踏んで下さい。急ブレーキを踏めるように膝や肘に余裕を持った姿勢も大事です」(同前)

 前出の堀川教授によれば、簡単に“踏み間違いリスク”を確認できる方法が一つあるという。

「一度、ブレーキペダルの状態を見て下さい。ブレーキのゴムの右側に踏み跡がついていたら、それはアクセルペダルに近い部分。とっさの時の踏み間違いリスクが高いと言えます」