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2019/06/05

genre : ニュース, 社会

14年前、病を押して愛知万博を視察された際の花瓶との“再会”

 午後には、「あま市七宝焼アートヴィレッジ」を視察。両陛下は1.5メートルという最大級の七宝焼き「間取り花鳥文大花瓶」に目を留められた。明治時代にフランスに輸出されて、30年前に買い戻されたものだった。実は雅子皇后がこの花瓶をご覧になるのは今回で2度目。

「2005年の夏に愛知万博(愛・地球博)を視察された際にもご覧になられた。当時の皇后さまは1年前に適応障害と診断され、その日も病を押して1年8カ月ぶりに地方公務に臨まれたのです」(宮内記者)

 花瓶と再会された雅子皇后は、当時のことを思い出されて感慨深いお気持ちになられたかもしれない。

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「愛子よりも少し年上ですね」

 名古屋市に戻られてからは、ホテル内で行われた「国土緑化運動・育樹運動ポスター原画コンクール」の入賞作品を鑑賞された。入賞者の児童や生徒たちと懇談される中、高校3年生の女子生徒に向かって皇后は、「何月生まれなの?」と質問をされた。生徒が答えると、「じゃあ、愛子よりも少し年上ですね」と微笑まれた。

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「ご回復」を感じたできごと

 午後6時、ご出発前の次長会見では「ご出席はご体調次第」といわれていたレセプションパーティにもご出席された。驚いたのは、上皇上皇后両陛下は金屏風の前で懇談されていたが、両陛下は招待客の中に混じって30分懇談されたことだった。

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 雅子皇后は未だご療養中の身であるが、ご病気の性質から大勢の人たちと距離を近くして懇談をなさるのは難しいといわれてきた。

 昨年の秋の園遊会には全行程をご出席になり、招待客らと懇談をされていたが、今回は大勢の招待客に囲まれるように懇談されたためさらに大きなご回復を感じた。