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南キャンの大ブレークに、本心は複雑だった

 最終決戦まで勝ち進んだ山里は、のちのラジオで「僕らは優勝は無理だから、南海キャンディーズをおもしろいと思ってくれるネタに絞った」と打ち明け、漫才を回避して客やMCだった井上和香を山崎がイジリ倒すというネタで押し通した。結果、優勝はアンタッチャブルだったが、南海キャンディーズは見事、準優勝に輝いた。

ブレイクした当時の南海キャンディーズ ©共同通信社

 一方で、山里の大ブレークはA子さんとの別れのきっかけにもなった。

「私はテレビでM-1を見ていて、番組ではとてもウケていましたが本心は複雑だった。準優勝に喜ぶ山ちゃんを見て、これで山ちゃんは東京へ行ってしまうなあって。なので、あまりネタの記憶がなくて。M-1終了後にメールで『おめでとう』と送ったのは覚えてます。

 大阪へ戻って来て、山ちゃんと会えたのは約2週間後。『すぐにいろいろな番組からオファーがあったけど、自分の実力以上のことを求められるから精神的にキツい』と大変そうでした。M-1前までテレビは関西ローカルばかりだったこともあって、『東京のゴールデンは違う。ナイナイさん(ナインティナイン)の番組に出たときに緊張して何もできなかったけど、ナイナイさんにツッコミと編集でめちゃくちゃおもしろく仕上げてくれていてた。今までと違う仕事が増えて、世界が変わった』と興奮して話してくれた」

私もお笑い好きの夫と結婚して主婦やってます!

 M-1を機に結成2年目ながら知名度は上がり、多彩なボキャブラリーのツッコミが受けて山里はバラエティ番組のMCやラジオのレギュラーを次々に獲得。A子さんは多忙になった山里が、街でファンに取り囲まれ、写真を撮られていている姿を見かけたとき、「もう無理だな」と別れを告げたという。

©文藝春秋

「蒼井さんが結婚相手に山ちゃんを選んだことには、妙に納得できました。蒼井さんもいろいろな男性とお付き合いされてきて、逆に山ちゃんみたいな女性慣れてしていない感じに『この人は信頼できる』と思ったのではないでしょうか。

 山ちゃんはNSCに入りたくて、千葉から関西の大学に来て、距離は離れても両親と仲がよかった。私は会ったことがなかったけれど、お母さんもイベントがあるたびに、千葉から大阪まで駆けつけていたそうです。M-1の後に、大阪のイベントが決まると、『明日、お母さんが来るんだよね』って、30歳近い大人なのにとても嬉しそうに話していました。

 山ちゃんは努力する姿をテレビでは見せない。そのギャップや、やさしい人柄に蒼井さんも惹かれたんだと思います。実は、私も3年前にお笑い好きの夫と結婚して、いまでは主婦をやってます。メガネをかけた山ちゃんに似ためっちゃおもしろい人です。これからも遠くから山ちゃんのことを応援し続けます。山ちゃん、末永くお幸せに!」

©文藝春秋

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