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“政権交代請負人”小沢一郎(77)が「枝野さんを総理にできる」と断言する秘策

 通常国会も会期末に近づき、永田町の関心事は「選挙」一色となりつつある。

 一時、話題にのぼった衆参同日選については「見送り論」が与党内で強まっているものの、野党は依然、安倍首相の「不意打ち解散」を警戒している。「解散風」の行方は、いまだ見通せない。

 解散権をもつ安倍首相は、5月30日の経団連の会合で、

「風というものは気まぐれで、誰かがコントロールできるようなものではない」

 こう述べたかと思うと、6月8日、知人とのゴルフのラウンド中、「風はどうですか」と尋ねる記者に、

「気持ちのよいそよ風だ。ほとんど無風だが」

 とはぐらかし、真意をはかりかねる議員たちの神経を逆なでしている。

危機感を募らせる野党

 2012年末の政権発足以来、安倍官邸が“力”を維持していられるのには理由がある。この6年半、安倍首相はここぞというタイミングで2回の解散を打ち、その度に選挙に勝利したからだ。当然、野党側は「今回も解散を打たれたらマズイ」と危機感を募らせている。

 

 そんな中、野党側のキーマン・小沢一郎衆議院議員が、「文藝春秋」7月号に、「『衆参同日選』への秘策・野党結集で枝野さんを総理にできる」と題する文章を寄稿した。

 これまで1993年の細川連立内閣発足、2009年の民主党政権誕生という“2つの政権交代”を成し遂げた小沢氏の秘策とはいかなるものなのか。