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和田政宗参院議員の「公職選挙法違反疑惑」音声

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 今夏の参院選に比例区から出馬予定の自民党・和田政宗参院議員(44)に、公職選挙法違反(事前運動)の疑いがあることが、「週刊文春」が入手した音声データで分かった。

和田氏は「首相にもう1期やってほしい」 ©共同通信社

 元NHKアナウンサーの和田氏は2013年、宮城選挙区でみんなの党から出馬し、初当選。2017年に自民党入りした。安倍晋三首相に近い保守系議員としても知られている。

 その和田氏の“問題発言”が飛び出したのは、5月20日、さいたま市内で開かれた「埼玉合同安全衛生推進大会」(積水ハウスほか主催)でのことだった。

 積水ハウスは和田氏を招いた理由について、以下のように回答する。

「和田議員は、ご自身の推進政策の中で、若い世代が住宅を購入しやすい制度づくり等を掲げておられることから、ご挨拶を頂く機会を設けることとなりました。本大会は特定の議員の支援を目的として参加者を集めた会合ではありません」

 約1000人が集まったというこの会合で、和田氏はこう挨拶した。

「参議院は名簿に順位がついておりません。名前を書いてもらった順に当選をしていきます。ですので、是非、和田政宗、もしくは政宗というふうにお書き頂ければ有難く思います。えー、当選落選ラインが17万票と言われていますので、今必死のお願いを積水ハウス様、積水ハウスの関連企業様に全国回ってお願いをさせて頂いております」

会場で配られた自民党の機関紙

 だが、公職選挙法は、公示前に選挙運動を行うことを禁じている。

 総務省衆議院議員選挙区画定審議会会長で、帝京大学の川人貞史教授が指摘する。

「公選法では日常の政治活動と選挙運動を明確に峻別しています。例えば、選挙準備のために後援会や支援者の人数を集める“地盤培養行為”は政治活動と見なされる。しかし今回のように特定議員の支援が目的ではない会合で、『○○に投票して下さい』と名前をはっきり言って、投票依頼を行うのは選挙運動になります。公選法違反で禁じられた事前運動に当たる可能性が限りなく高いと言えるでしょう」

 和田氏に「発言が公選法違反にあたるのではないか」と確認を求めたところ、書面で以下のように回答した。

「発言は、いずれも、公職選挙法上の選挙運動には該当しないものと考えております」

安倍首相も朝日新聞を批判した和田氏のFBをシェア ©共同通信社

 過去には村井嘉浩宮城県知事が衆院選公示前の2017年9月、政治資金パーティーで特定の候補者の名前を出して投票を呼びかけたとして、県警から警告を受けていたことが報じられている。和田氏の発言も、政治家としての法令遵守意識が厳しく問われそうだ。

 6月20日(木)発売の「週刊文春」では、和田氏の発言の詳しい中身や、和田氏の人物像などについて報じている。

 また、「週刊文春デジタル」では、和田氏の発言の音声データを同日午前5時より公開する。

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文春リークス

あなたの目の前で起きた“事件”募集!

出典元

大阪拳銃強奪犯<飯森裕次郎>エリート父への愛憎30年

2019年6月27日号

2019年6月20日 発売

定価420円(税込)

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