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“ドラクエオタク”本田翼27歳に ブレイクのきっかけを作った「吉本芸人」とは

2019/06/27

genre : エンタメ, 芸能

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 モデル・女優の本田翼がきょう6月27日、27歳の誕生日を迎えた。今月には、ヒロイン役で出演したフジテレビの月9ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』が最終回を迎えたばかり。映画でも『空母いぶき』『新聞記者』など話題作への出演があいついでいる。モデルとしては、昨年5月、2010年より8年務めた『non-no』の専属モデルを卒業し、7月からは同じく集英社の女性誌『MORE』のレギュラーモデルとなった。昨年はこのほか、9月にゲーム実況配信をメインとしたYouTubeチャンネル「ほんだのばいく」を開設したり(現在までにチャンネル登録者数は110万人を超える)、11月公開の映画『ヌヌ子の聖★戦~HARAJUKU STORY~』では衣装スタイリングを手がけたりと、新たな挑戦が続いた。

6月27日で27歳になった本田翼 ©getty

「気になる女の子」と紹介した吉本芸人

 1992年に東京に生まれた本田は、2006年、モデルデビューした。『non-no』初登場は2009年。このときの髪型はロングだった。1年後、同誌の専属モデルになることが決まった号(2010年6月5日号)で、ロングヘアをばっさり切ってショートヘアに変身。これが人気を集め、以来、トレードマークとなる。もっとも、このとき高校3年生だった彼女は、大学を目指して受験勉強中で、合格したらモデルの仕事はやめるつもりでいたという。しかし受験前日にインフルエンザにかかってしまい、不合格に終わる(※1)。

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 2011年にはテレビドラマに初出演し、女優の仕事もスタートする。これは受験に失敗して浪人するつもりでいたところ、マネージャーから「とりあえず1年、芸能活動を頑張ってみない?」と言われ、1年限定ならいいかと受け入れたのがきっかけだった。ただし当時は、女優の仕事は向いていないと思っており、実際、最初の半年はオーディションに落ち続けた。そのたびに「ほら、向いてないって言ったじゃん」と思いながら、期限の1年が過ぎ去るのを待ち続けていたという。それが、お笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾に深夜番組で「気になる女の子」として紹介されたことから、急に色々な仕事が舞い込むようになる(※1)。ダイドードリンコの缶コーヒーのCMに出演したのもこのころだ。CMのなかで「本田翼です」と言いながらオーディション会場に駆け込む彼女を見て、その名を知った人も多いのではないか。

ショートヘアにしたのは『non-no』専属モデルになったことがきっかけだった ©getty