昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載THIS WEEK

民主党討論会で拍手を浴びた“女性版オバマ” カマラ・ハリスとは何者か

2019/07/11

 大阪G20にトランプ米大統領が向かう最中、6月26日から2日間の日程で行われた野党・民主党のテレビ討論会。当初は支持率でリードするバイデン前副大統領(76)とサンダース上院議員(77)の一騎打ちになると見られていたが、現地メディアが「この日の勝者」と伝えたのは、黒人女性のカマラ・ハリス上院議員(54)だった。

オバマ氏より3歳年下のハリス氏 ©共同通信社

「あなたは差別撤廃のためのバス通学(制度)に反対するよう働きかけた。カリフォルニアのある少女は毎日、そのバスで学校に通っていた。少女とは私のことです」

 討論会中盤、バイデン氏にそう切り出したハリス氏。70年代、人種差別解消のため、黒人居住地域の子どもをバスで白人居住地域に通わせる制度があった。ところがバイデン氏は当時、バス通学の強制に反対していたという。この点を追及され、バイデン氏は「質問が聞こえない」と防戦一方。ハリス氏は聴衆から大きな拍手を浴びたのだった。

 1964年、カリフォルニア州生まれのハリス氏。スタンフォード大教授でジャマイカ人の父親と、乳がん研究者でインド人の母親の元に生まれた。だが、幼い頃に両親は離婚。母親と妹と3人、討論会でも語っていたように、黒人居住地域で小学校時代を過ごしたという。