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《交際男性殺害未遂》美熟女モデル岩本和子 留置所からの手紙「私にはもう完全なる母性本能があった」

 5月18日夕方、熱海駅の改札で知人男性(34)を切りつけ、殺人未遂と銃刀法違反の容疑で逮捕された、有名美熟女モデルの岩本和子容疑者(43)。事件の目撃者は「付近に血しぶきが飛び散り、真っ赤な切り傷からは骨みたいなものも見えた」と証言している。現在、岩本は検察の留置施設で生活し、取り調べを受けている。

岩本が収容されている留置施設

 取材班は6月25日から複数回にわたり留置施設の岩本に面会したが、最初の面会直後から記者のもとに手紙が届くようになった。留置施設での面会は1日1人、15分程度の時間制限があり、岩本は語り尽くせぬ思いを手紙にしたためたようだった。

 これまでに届いた手紙は計4通。1通目は面会直後に速達で送られてきた。心情を吐露できた喜びと、記者への謝辞、次の面会には小説を差し入れてほしい、といったことが記されていた。

これが1通目の手紙。 差出人には「岩本和子」

 しかし、2通目からは内容が一変する。43歳で妊娠した喜びと、堕胎を決意せざるを得なかった際の絶望、事件を起こしたことへの後悔と反省の念。事件を起こすまでに、いかにして追い詰められ、現在獄中で何を考えているのかが生々しい筆致で綴られている。

事件当日、警備員らに取り押さえられる岩本和子

岩本は泣き出しそうな表情で……

 7月3日、「あなたの手紙を『週刊文春デジタル』の記事として掲載していいですか」と記者は施設で岩本に直接聞いた。

 岩本は薄いピンク色のワンピースで、長く伸びた髪を一つに束ねていた。時折、笑顔を見せることもあったが、約1カ月に及ぶ留置所生活の疲れは隠せない。岩本は仕切りのガラスに顔を近づけ、泣き出しそうな表情で、記者に向かって手を合わせ、こう言った。

「本当にありがとうございます。なんと言っていいのかわかりませんが、同じ女性の方たちなら、私の気持ちがわかってくれるかもしれません。(掲載を)ぜひお願い致します」

 以下、2回に分けて、岩本の手紙を公開する。取材班では被害男性のA氏にも連絡を試みたが、コンタクトを取ることができなかった。