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《そういえば、生理って……》水上氏が突然連絡してきた理由

 堕胎から約1カ月、A子さんは夜も眠れない日々を過ごしていた。そして6月12日、A子さんの元に水上氏から連絡が入った。

「颯君から《そういえば、生理ってあれからあった? ちょっと心配になった》とメッセージがきたんです。なにをいまさら? と思いましたが、その後すぐに理由がわかった」

 その日、「文春オンライン」が“頭脳王”河野玄斗氏の中絶トラブルを速報したのだ。水上氏から連絡があったのは、速報の約2時間半後だった。

「記事を読んで、自分にも心当たりがあると焦ったんだと思います。そんな思惑が透けて見えたので、返信しませんでした」

 その3日後、水上氏から電話がかかってきた。

「『久しぶり』の一言もなく、生理のことをしつこく聞いてきました。私は腹が立って、『あなたが忙しすぎるから、全部ひとりでやるしかなかったんだよ』と伝えました。そのとき私は“中絶”や“堕ろす”という言葉を使えるほど、自分のしたことに向き合えていなかった。だから、『ひとりでやるしかなかった』という言葉で手術を受けたことを暗に伝えたつもりでした。

 それを聞いた彼は『ごめん』と何度も繰り返していました。私が一人で中絶したことが伝わったのだと思います。それを聞いた彼は口数が少なくなり、『いままでありがとう。じゃあね』と電話を切ったんです。私のことを心配するフリをして電話をかけてきたくせに、颯君は自分のことしか考えていなかった。私のことも赤ちゃんのことも、どうでもよかったんでしょうね」

6月15日に水上氏が電話してきた後のLINE。水上氏がA子さんの問いに答えることはなかった

 河野氏の報道までは、A子さんは水上氏との間に起こったことを隠し通そうと考えていたという。

「ずっと自分のことを責めていました。赤ちゃんを殺したのは私。両親にも友達にも言えないし、この罪は私が背負っていくべきだと思ってきました。死ぬべきなのかもしれないと思い詰めたこともあります。でも颯君は何も変わることなく、テレビの中で“プリンス”のままです。それが悲しくて、今はテレビを見ることができません」

 取材班は水上氏に電話で直撃した。

――A子さんと交際していましたか。

「はい、それについては間違いないです」

――4月27日に水上氏の自宅でA子さんから「生理がこない」ことを相談されている?

「いや、その時は僕、(生理がきたかどうかについて)伺ってないです。で、僕からそれを聞いたときに、彼女から『聞かないでほしい』と言われたので、生理はきたものと思い込んでおりました」

――その当時の状況を詳しく教えてください。

「詳しく……ちょっとこれ、事務所を通していただくことは可能でしょうか。一度失礼させていただきます」

7月は毎週放送される「東大王」。最終週の7月31日には3時間拡大スペシャルとして放送される(本人Twitterより)

 事務所を通じて水上氏に事実確認を求めたところ、文書で回答があった。

「水上は、2018年初頭から2019年4月までの期間、A子さん(回答書では本名)と交際をしていましたが、同年4月末に、本人同士で真摯に話し合いを行い、お別れすることとなり、現在に至っています。貴編集部からの『質問状』記載の質問の中には、事実無根の記述が含まれており、十分な取材を尽くさぬまま、明確な根拠なく記事を作成・掲載しようとされていると言わざるをえず、極めて遺憾に存じます」

 回答を受け、A子さんに再度取材をしたところ、「私がお話しした内容はすべて事実です」とした上で、水上氏側が交際期間を1年程度だと主張していることについて、こう述べた。

「間違いなく、私は颯君と3年以上お付き合いしてきました。大学時代のほとんどを彼と過ごしてきたんです。

 それに、最後のお別れは6月15日に電話で『じゃあね』と告げられただけです。『真摯に話し合いを行い、お別れすることとなり』なんて……一体どの口が言っているのでしょう。悔しいです」

 水上氏側の回答を何度も読み返しながら、A子さんは「驚きました」とショックを隠せない様子だった。

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