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法定外労働時間が3分の1に! 元専任局長が語る“電通働き方改革”の全貌

新人女性社員過労死事件から3年――電通はどう変わったのか?

 2015年12月、大手広告代理店・電通の新人女性社員、高橋まつりさん(享年24)が自ら命を絶った。翌年9月に三田労働基準監督署が過労死と認定すると、まつりさんの死は大々的に報じられた。

電通本社ビル ©共同通信社

 電通は以前にも違法な長時間労働等について労基署から是正勧告を受けていた経緯があり、厚労省は法人としての電通と各支社の幹部らを労基法違反容疑で書類送検した。そして社会的な非難を浴びた電通は、全社的な改革に着手することになった。

法定外労働時間を9.8時間にまで短縮

 あれから約3年――。2018年6月には「働き方改革法」が成立し、社会的に労働環境改善の流れが出来つつあるが、今、電通はどうなっているのか。

©iStock.com

 実は、全社的な一連の働き方改革によって、電通は社員1人あたりの法定外労働時間(月平均)を26.9時間から9.8時間にまで短縮していた。いったい何をしたのか。