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食事中もスマホを手放さない子どもにイライラ……「スマホ依存」からわが子を救う6カ条

2020/01/01

source : 週刊文春 2013年10月10日号

genre : ライフ, ライフスタイル, 社会, 教育

 親が知らない子どもの「スマホ依存」。スマホを手放さない我が子に親はどう対処すればいいのか。依存症になる前に打つ手はあるのか。実際に子どもと向き合った親たちの事例から、我が子を救うための方策を考えます。

※「週刊文春」2013年10月10日号より転載。記事中の年齢や日付、肩書き等は掲載時のものです。

中高生のスマホ利用は爆発的に増えている ©iStock.com

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 安さにつられて買ったはいいが、気づけば我が子がスマホ依存、そんな家庭も増えるかもしれない。では、何を基準に「依存」と判断すればいいのだろうか。国立病院機構久里浜医療センターの中山秀紀医師が説明する。

「現状では明確な定義はむずかしいのですが、仕事や勉強に支障が出ているのにスマホを手放せない。心身の健康が損なわれてもネット利用をやめられないなどの場合には依存が疑われます」

「グレーゾーンにいる子どもは要注意」

 同センターは2011年7月に国内初のインターネット依存治療部門を開設した。今年3月末までの受診数は約150件。高校生から大学生の患者が多く、数年間ひきこもり状態にある子どももいるという。中山医師は「グレーゾーンにいる子どもは要注意です」と警鐘を鳴らす。

「昼夜逆転して不登校になるような重度のケースも問題ですが、インターネットの利用者自体は膨大なので、軽く依存している人はおそらく相当数に上るでしょう。本人は楽しんでいるつもりでも、実生活に影響が出始めているならグレーゾーンと言えます。依存の自覚は持ちにくく、いつの間にか重度に陥ることがあるので注意が必要です」

 自覚がないまま依存が進むとなると、早い段階でなんらかの歯止めが必要だ。とはいえ、具体的にどんな対策が有効なのだろうか。

 子どものスマホ依存を食い止めた経験を持つ親の声と、専門家のアドバイスをもとに「依存対策6カ条」をまとめた。