文春オンライン

人生を変える片付けの“きっかけ”は「川島なお美さんの早すぎる死」だった

『2週間で人生を取り戻す!  勝間式 汚部屋脱出プログラム』#1

2019/08/06
note

 経済アナリストの枠から飛び出し、文化人タレントとして活躍中の勝間和代さん。忙しさのあまり汚部屋状態だった自宅を片付けたら人生が大激変! その体験から生まれた『2週間で人生を取り戻す! 勝間式 汚部屋脱出プログラム』の文庫化にあたり片付けの“きっかけ”を明かしてもらった。

◆◆◆

 人生を変える片付けを実行してから4年近くが経ちました。片付け前の、荒れていた自分の家や自分の人生は、もう遠い昔に感じます。それでも、2007年に会社を辞めて独立し、2009年に出版された『断る力』(文春新書)でブレイクしてから2012年頃までの間、忙しさのあまり自分の人生を見失っていったことを思い出すことがあります。

ADVERTISEMENT

人生を変える片付け“前”の自宅 ©文藝春秋

 部屋は心の鏡とも表現しますが、まさしく心の状態や、気持ちに余裕があるかどうかがそのまま、自宅の部屋の床やクローゼットの中や冷蔵庫に反映されます。

 お陰様で、“汚部屋”だった私の家はその後、一度もリバウンドしていません。いらなくなったものを新たに断捨離したり、逆に新しく必要になったものや惹かれたものを増やしたりして、どんどんと快適になっています。

すっきりと片付いたクローゼット ©文藝春秋

 家に友人が遊びに来る頻度も月に数回まで増えました。広々と使えるようになったキッチンで私が料理を作り、それを広いダイニングテーブルで一緒に食べる。収納の稼働スペースが大きくなったので、自動麻雀卓や卓球台などもすぐに出せる状態でスタンバイしてあり、いつでも気楽に集まって遊ぶことができるからです。