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連載すごいアート

曹操も劉備も孫権も、生きて戦い、死んでいった……物語ではない「三国志」のリアルな魅力

特別展『三国志』――すごいアート

2019/08/02

 二世紀、中国では約四百年続いた漢王朝が衰退し、群雄割拠の時代が訪れる。魏の曹操、蜀の劉備、呉の孫権。三国の覇者たちは天下統一を巡り争いの火花を散らした。

 戦力、武力、人間模様など幾多の要素が絡まる三国時代の歴史。官渡や赤壁などの壮大な戦。諸葛亮や関羽など個性豊かな人物像。臣下の絆や友情。駆け引きや知略。三国志の魅力は尽きないが、映画や人形劇にも表され、物語のように感じてしまうこともある。

 しかし本展はリアルだ。当時の武器や装飾品、辿っていけば劉備や孫権に関連ある品々が並び、三国時代の息吹を伝える。約十年前、河南省で発見された曹操の墓から出土した石牌(せきはい)や罐(かん)(器)など驚くべき品も展示されている。

 曹操も劉備も孫権も、生きて戦い、死んでいった。彼らに縁あるものを見つめ、彼らの存在を実感する。そのなんともいえない不思議な感覚をぜひ味わって欲しい。

INFORMATION

特別展『三国志』
~9月16日 東京国立博物館 03-5777-8600
https://sangokushi2019.exhibit.jp/

出典元

安倍官邸と蜜月 吉本のドン<大崎会長>が狙う血税122億円

2019年8月8日号

2019年8月1日 発売

定価420円(税込)