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「甘い考えがあった」着ぐるみスタッフ熱中症死亡 現場責任者の”懺悔LINE”入手

大阪「ひらかたパーク」アルバイト死亡事故#2

source : 週刊文春デジタル

genre : ニュース, 社会, 働き方

 7月28日、大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」で、アルバイトスタッフの山口陽平さん(28)が着ぐるみショーの練習後、バックヤードで倒れ、熱中症で死亡した。この件について、「週刊文春デジタル」では、同パークの元着ぐるみスタッフの告白をスクープした。

 元スタッフによると、着ぐるみショーの業界では、いかなるときも人前で着ぐるみを脱ぐのはご法度とされ、「山口さんもSOSが言えない状況だったのでは」と運営の体制と業界の悪しき慣習を訴えた。

「ひらかたパーク」の広報担当者は「緊急時はハンドサインが決められており、着ぐるみの着脱は認めている」と説明している。

ひらパーのキャラクター「トランプ」に山口さんは入っていた。着ぐるみの重さは約15㎏(同園ポスターより)

 今回、「週刊文春デジタル」では、山口さんの上司にあたる現場責任者である男性社員、B氏のLINEを入手した。B氏は関係者に対し、今回の事案をこう説明をしている(以下、原文ママ)。

「最後まで元気よく演じており判断は難しかった」

〈みなさん既にニュース等でご存知かとはおもいますが、7/28(土)19:30から開始したノームのサマブリーズレディオ3のドレスリハーサル終了後、トランプを演じていた山口陽平くん28歳が心肺停止し、救急搬送されましたがお亡くなりになりました。

 たくさんの人達が支え、繋いできてくれたチームでこのような事故を起こしてしまい本当に申し訳ありません。山口くん本人、遺族の方には本当に取り返しのつかない過ちを犯してしまったこと悔いても悔いきれません。OBのみなさんにも心配をかけ期待を裏切ってしまったことを深く反省しています

 当日の山口くんの様子をビデオでも確認しましたが、最後まで元気よく演じており途中で止めさせる判断は難しかったと感じています。