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“事故物件”に住んで6年 芸人・松原タニシが語る「非通知の電話に出ると子供の声で……」

“事故物件”に住んで6年 芸人・松原タニシが語る「非通知の電話に出ると子供の声で……」

後輩は車に轢かれ、バーのママは気絶、担当編集者には謎のメッセージが

2019/08/14

 事故物件にばかり6年間住み続けていると、さすがに様々な現象に見舞われた。

 初めに住んだ物件(連続殺人があったマンション)では、電話の向こうから女の声が聞こえると言われたり、女が憑いているからという理由で喫茶店を入店拒否されたり、マンションの入口で車に轢かれたりした。

 2軒目に住んだ物件では、「ゴボゴボゴボ」という音が入った謎の留守電が残されたり、何者かにドアノブをガチャガチャされたり(この部屋で殺人事件を起こした犯人だった可能性が高い)、スマートフォンのカメラでは顔認証が機能しなくなったりした。

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 3軒目では慢性的な頭痛に悩まされ、4軒目では部屋に入るなり気絶し、5軒目では寝ても体力が回復せず、後輩芸人とルームシェアしている6軒目では僕ではない誰かが帰ってきているという。

全ての始まりである1軒目の事故物件

引っ越しを手伝ってくれた後輩2人が車に轢かれる

 奇怪な現象は自分だけではなく、周りにも伝播した。

 事故物件への引っ越しを手伝ってくれた後輩芸人2人が、僕が車に轢かれたのと同時期に、同じく車に轢かれている。

 僕を事故物件に住まわせた張本人、松竹芸能の先輩である北野誠さんは、電話で僕に仕事上の注意をした直後、飼い犬が危篤状態になった。

 プライベートで僕と一緒にハイキングに行った一般女性は、山中で20mの大木が倒れてきて、危うく下敷きになるところだった。

 ラジオ番組のイベントを観覧していたおじさんは、僕と握手をした瞬間に、大勢が見守る中、掛けていた眼鏡が吹っ飛んだ。

ラジオのイベントでファンと撮った1枚。タニシの顔が異常に黒い。この写真を見たある住職から、余命5年を宣告される

 放送局の営業の方とLINEを交換すると、その瞬間からその方のスマートフォンの待ち受け画面にブラックホールのような大きな黒い円が表示され、消えない。

 テレビ番組のオーディションでは、僕が怪談を話し始めた瞬間にスタッフの数珠が弾けた。

「23時 松原タニシさん 女性2人と来店」のメモ書き

 怪談イベントをさせてもらった岡山のゲストハウスでは、僕が泊まるはずの部屋に謎の「ま」という宿泊客が泊まっていることになっており、スタッフが部屋を確認しに行くと、誰もいないはずの部屋のシーツがぐちゃぐちゃになっていた。

 六本木にあるフェティッシュバーでは、怪談イベントを開催する約1ヶ月前のある日、店主のママさんが店で気を失って倒れ、明け方目を覚ました後、その間の記憶を取り戻そうと明細を見たら「23時 松原タニシさん 女性2人と来店」とメモ書きしてあったという。しかしその日、僕は大阪にいた。

 この他、出版関係者にも次々と不可解なことが起こる。