「あいちトリエンナーレ2019」の「平和の少女像」 ©共同通信社

 8月1日から開催されている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が、様々な批判や意見が主催者側に寄せられた結果、開催から3日で中止となった騒動。問題となったのは、慰安婦像をモチーフにした「平和の少女像」の展示だった。

 これを受けて「週刊文春デジタル」では展示中止公表当日の8月3日(土)から8月5日(月)まで、緊急アンケートを実施。「『慰安婦』少女像の展示に賛成ですか? 反対ですか?」と読者に問うたところ、回答者の74.9%が「反対」と答えた。

 3日間で810人からの回答があった。回答者の内訳は、男性が566人(69.8%)、女性が244人(30.1%)。13歳から88歳まで、幅広い年齢層が回答した。

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 結果は以下のグラフの通り、「展示反対」という意見が74.9%の大多数を占め、「展示賛成」の意見は16.2%にとどまった。男女別に見ると、「展示反対」は男女ともにほぼ同数だったが、「展示賛成」の意見は、男性のほうが女性よりも5ポイント以上多かった。

あなたは「慰安婦」少女像の展示に賛成ですか? 反対ですか? ©文藝春秋

 男女別に見ると、「展示反対」は男女ともにほぼ同数だったが、「展示賛成」の意見は、男性のほうが女性よりも5ポイント以上多かった。

【男女別】あなたは慰安婦「少女像」の展示に賛成ですか? 反対ですか? ©文藝春秋

 20代以下全体では「どちらともいえない」という意見が32.0%を占めた。20代以下の女性では「展示反対」の意見は53.3%に留まり、「どちらともいえない」という意見が40.0%を占めた。30代以降では「展示賛成」の意見は各世代とも10%台だったが、70代以上の女性に限っては、33.3%が「展示賛成」と高い数値となった。

 以下に回答者の代表的な意見を紹介する。