昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「笑顔が一番」という母の教え

 伸子さんによれば、「ゴルフよりソフトボールの方が好きだった」渋野は、中学校に進むと、女子で1人、軟式野球部に入部。ゴルフとの両立を目指すも、「岡山県ジュニアゴルフ選手権」に優勝すると、野球部顧問の勧めでゴルフ1本に絞る。

「授業態度は真面目で、いつ勉強しているのか、定期テストもしっかり点を取っていました。でも一貫して『私はプロになります』と言っていたので、進路相談はほぼしていません。『プロテストに落ちたら、ゴルフ場でバイトでもしながら受験を続けます』とも話していました」(高校2、3年時の担任・落司(おとし)和久先生)

 2018年、念願のプロテスト合格。今でこそ笑顔が代名詞の渋野だが、以前は満足のいくプレーができないと感情が顔に出た。隠れて流した涙も数知れず。

 だが、渋野は「笑顔が一番」という母の教えを胸に、「笑っていれば何とかなる」とマイナス感情を封印。一躍、時の人となる。

プレー中も気さくにハイタッチ

 伸子さんが語る。

「普段の国内試合と変わらない感じで家を出ました。試合は家のテレビで主人の母と観ていました。ハラハラしましたが、とにかく最後、笑顔で納得して終わってくれたらいいなと思っていたので、優勝という結果には逆にビックリしています。帰国したら羽田で主人と交代し、次の北海道の試合には私が帯同しますので、その時に『頑張ったね』と伝えたいです」

 日向子の名には、「太陽に向かって咲く向日葵のように明るく育ってほしい」との願いが込められているという。女子ゴルフ界の未来も明るい。

出典元

「韓国と徹底的に白黒つけろ」安倍VS.文在寅

2019年8月15・22日号

2019年8月8日 発売

特別定価460円(税込)