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ミクシィが目論む「スワローズ買収」 社内文書に描かれた「5カ年計画」の中身

「ぽっと出のゲーム会社が……」と思われないように

「ぽっと出のゲーム会社が……」と思われないように

 今年1月、そのスポーツ事業推進室が役員会への報告資料などを作成し、マーケティング面からヤクルト買収を検証。5カ年計画で50%の株式を取得して共同経営者となり、〈「ぽっと出のゲーム会社が、お金が余っているからスポンサーしてユーザー増やしたいんでしょ」と思われないように〉(冒頭の社内文書より)慎重に買収を進めていく計画をまとめている。

「今季、ヤクルトに支払われたスポンサー料は“破格の金額”と報じられましたが、実際はヘルメットとユニフォームの広告料やマーケティング協力費などで計4億6500万円。そこを足掛かりに、全株を取得した場合の買収金額を106億円から131億円とすでに社内で推計済みで、その投資額に見合う市場インパクトも十分あると見込んでいるのです」(前出・ミクシィ関係者)

ヤクルトの衣笠球団社長と小川監督 ©共同通信社

神宮球場経営権取得も――ミクシィの壮大な計画

 買収資金は、過去の事例ではソフトバンクが約200億円、DeNAは約65億円を要したとされる。

「ミクシィは来年開催される東京五輪後の神宮外苑の再開発への関与も模索。明治神宮が保有する神宮球場の、建て替え後の経営権取得まで視野に入れた壮大な計画を立てています」(同前)

 ヤクルト買収の検討についてミクシィ側はメールでこう回答した。

「あくまで当社が検討し得る選択肢の1つであり(中略)、未来の構想として、広く検討すべきことであると考えております。そのため、スワローズ様への申し入れや協議を行っているものではございません」

 肝心のヤクルトは目下、リーグ最下位だが、ミクシィの買収計画は球界に波紋を呼びそうだ。

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出典元

「韓国と徹底的に白黒つけろ」安倍VS.文在寅

2019年8月15・22日号

2019年8月8日 発売

特別定価460円(税込)

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